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Calamitaの生い立ち
[皆様からの様々なお言葉]
私達は、長年にわたりイタリアを代表するハンドメイドバイク、Tommasini(トスカーナ州)とCasati(ロンバルディア州)を扱ってきました。そして、2004年より行う荒川での試乗会やプチ・サイクリングを通じて多くの皆様から様々な言葉をいただきました。
・想像していたよりも軽い
・思っていた以上に俊敏だ
・スッキリした気分になった
・富士山がこんなに近くに見える
・上れないと思った坂がのぼれた
・自動車からの景色と違う
・季節の香りを感じる
・風が気持ちがいい
・空ってこんなに青かったんですね
・関東平野って山に囲まれていたんですね
・こんな近くにこんな素敵な場所があるんですね
・食べ物がすごく美味しく感じる
[頑固なポリシーと情熱]
TommasiniやCasatiのユニークで華麗なカラーや意匠も高い評価をいただいています。 巷に日本製のカーボン材料がスポーツバイク市場を席巻する中で、 彼らはこれらの新素材に目を向けつつも、クロモリスチール素材の持つ温かみを昔ながらの伝統的な手法と共に継承してきました。

彼らは頑なにイタリア国内での生産にこだわり、その手間・時間の掛かる作業を自らおこない、 その頑固なポリシーと自転車作りの情熱は多くの皆様から評価されています。

手入れを怠れば錆びついて、さらに年月を経れば朽ち果ててしまうスチール。 しかし、その欠点は逆に生命感に溢れ、そのしなやかさは無機質なアルミやカーボン素材と違った感動を与えてくれます。
[Calamitaスタート!!]
実は、試乗会やサイクリングに参加された多くの皆様から頂いた感動の言葉の多くが、 必ずしもイタリア製のハンドメイドフレームでなくても体感できるのでは?と思ったこと、 そしてこのような感動をより多くの方に広く知ってもらいたいと考えたのが、このCalamitaのスタート地点でした。

クロモリスチールに魅力を感じ引きつけられるのは、まさに磁石(=Calamita)そのものです。

良いクロモリフレームは、遠くへ早く楽に連れて行ってくれます。もっと簡単にその感動を手にする事ができたらと、 このプロジェクトを考えて5年が過ぎました。ただ早く走るだけなら、カーボンのような新素材にその役目はまかせた方が良いでしょう。 でも、五官(視・聴・嗅・味・触)に感じるバイクは、出来の良いクロモリバイクが一番であるという結論は多くのエンスー達が認めるところです。
[Calamitaの魅力]
シャシー(クロモリフレーム)にコストを掛け、エンジン(お客様自身)の好みに応じたバージョンアップをする余地を残しています。 いわばいじる楽しみです。言い換えれば未完成とも言えますが、それがCalamitaの魅力でもあると考えました。

私達はTommasiniやCasati、そして彼らを支持する日本のエンスー達を通じて、そのエッセンスとマインドを学ぶことができました。 また、30 年あまりになるモーターサイクルや自転車のパーツ(フレーム)やアクセサリーの貿易や商品開発の経験もこのバイク作りにいかされています。

ですから、開発コンセプトの一部が、モーターサイクルのカフェレーサーであったり、バトルオブツイン・シングルのイメージであったりします。
[ハンドメイドフレーム]
特にフレームのチューブ材質は銘柄やブランドよりも、その質に目を向けオリジナルのクロモリバテットチューブを開発し、 均質な溶接痕から理解いただけるように熟練工によるハンドメイドです。ホリゾンタルでスリムな1インチのトップチューブは、逆に新鮮な印象さえ与えてくれます。

unoのラグは、クラシックな趣を演出しています。dueのベントされたシートステイは、メリハリのあるスピードが楽しめるはずです。

さらにdueをベースとし、STIシフトレバーの操作性と透明感溢れるファッショナブルカラーを「プラス」したdue+は、よりカジュアルなロードの雰囲気です。
[構成パーツ]
構成パーツも厳選しこのクラスの完成車としては9kg前後の重量を達成し最軽量といえるでしょう。

ハンドル周りやホイールなどシルバー系のパーツを多用し、フレーム&フォークのクラシカルなデザインにマッチさせています。 サドルは、ジーンズでも快適な ACOR製を使用。カジュアルな服装で楽しめるように配慮しています。 バーテープも振動吸収性にすぐれたコルクタイプをメインに使用しています。